ステロイド注射

聞き慣れない人も多いと思いますが、以前はスポーツ選手が筋肉増強の目的で使用してドーピング検査に引っ掛かることがありました。オリンピックのベン・ジョンソンが有名ですね。

 

アトピーで軟膏を使った経験のある人はすでに知っていると思います。他に喘息の人やリウマチなど主に自己免疫疾患の病気の人もご存知だと思います。

 

 

薬として使われた当初は色々な病気の症状に有効と話題になりましたが、その後は副作用の問題がクローズアップされるようになりました。しかし、どんな薬でも副作用は必ずあります。問題は使い方にあると思いますが、その点は医師がよく知ってるでしょう。

 

現在はドラッグストアに行けば、ステロイド系の塗り薬「フルコート軟膏」も販売してるので使用してる人も多いのでは?知らないで使用してる人もいるかもしれませんが…

 

腱鞘炎に使用するステロイドとは?

腱鞘炎のステロイド注射は医師が判断して使用しますが、日本整形外科学会のサイトでは「トリアムシノロンは有効」となってます。

 

総称名:ケナコルトーA
一般名:トリアムシノロンアセトニド

 

関節リウマチなどに使われますが、腱鞘内注射では関節周囲炎、腱炎、腱鞘炎、腱周囲炎(すべて非感染性のものに限る)に効果が期待できます。

 

既往症のある人は注意が必要。感染症や真菌症、消化性潰瘍、精神病、結核性疾患、白内障、緑内障、高血圧、血栓症などの人は、注射することで症状が悪化する場合があるようです。

 

事前に既往症があるか聞かれると思うので正直に話すことが大事です。同時に現在飲んでいる薬があれば必ず申告しましょう。(おそらく初診の時に用紙を渡されると思います)

 

副作用については、ネットに公開されている添付文書によると「本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない」となってました。

 

副作用を防ぐには?

先程も言いましたが既往症はもちろん、最近の身体の状況など気になることはすべて医師に伝えましょう。専門の医師は経験があるので不安なことは何でも納得するまで質問して、十分に理解して納得した上で治療するのがベストです。それが副作用を防ぐことになります。

 

私は薬物アレルギーがあるので、初診の時に合わない薬を必ず伝えます。それでも怖いので、また医師に大丈夫か確認します。やっぱり過去のトラウマがあるので…

 

動かせないほどの強い痛みがとれると、精神的にも楽になるのは確かです。

Sponsored Link

関連ページ

ドケルバン病
ドケルバン病について説明します。
ばね指
ばね指について説明します。
テニス肘
テニス肘について説明します。